大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)につきまして
対象:
排便時に出血がある方
最近便が細くなった、形が変わった方
便秘症になった方
お腹の膨満感や不快感がある方
健康診断で便潜血陽性となった方
ポリープや大腸癌の手術後で定期検査を受けている方
内容:
大腸カメラを肛門から挿入し、大腸全体を観察いたします。
炎症性の粘膜、潰瘍、ポリープ、腫瘍等を認めた時は組織検査(生検)を行います。
結果は2週間後を目安に外来にてお伝えし、治療方針をたてます。
方法:
前日から低残渣食というおなかにカスが残りにくい食事をとって頂きます。
前日の夜10mlの液体の下剤を飲んでいただきます。
当日は朝9時から食事をとらないでご自宅で2Lの下剤を約2時間程度かけて飲んでいただきます。
飲み始めてから30分程度で排便・排液があり、大腸内がきれいになるまで8回程度トイレに通います。
排液に浮遊物が混じらなく、黄色透明になった時点で大腸カメラが可能となりますのでクリニックまで起こしください。
大腸カメラは人によって痛みの程度が違います。
希望がある場合鎮静剤(睡眠導入剤)の注射を行うことが可能ですが、
判断力の低下を起こしていることもあるので検査後は車やバイクの運転は控えていただきますようお願いしております。
(車でお越しになる場合、帰りは運転される方をお呼びください)
検査終了後は空気が大腸全体に入っておりますので、ガスとして出してください。
(お腹にためたままですとお腹が張って苦しくなることがあります)
費用について
診察料・血液検査・処置薬剤等の費用を合わせて8000円~8500円程度(3割負担の場合)になります。
組織検査(生検)を行った場合15000円~20000円(3割負担)となります。
大腸カメラの流れ
まず、当院にきていただき、問診をとります。問診の内容で当日使う薬を決めます。また同時に採血を行い、感染症の有無をチェックいたします。そして検査希望日を予約し、検査の説明を受けて終了となります。
次に検査希望日時にお越しいただき、検査をいたします。そこで結果説明となります。組織検査をされた場合は2週間たった後の外来にて病理組織の結果の報告のため、お越しいただきます。